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社交ダンス&リテイリング&ちょっと気になることエトセトラ
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れんが書房新社 発行
1980年 4月30日 新装第1刷発行
著者 芥川也寸志
タイトル 音楽の遊園地
980円
P20~P21
………より 引用

『ヴァイオリンを弾くには 先ず左手で楽器を支え 右手に弓を持ちます
左手の親指は 楽器を支えるために使いますから 残りも人差し指・中指・薬指・小指 この4本の指で糸を押さえて 音程を作り出すのですが この4本の指は強ければ強いほど しっかりと意図を押さえる事が出来て 確実な演奏をする事が出来ます
ですから ヴァイオリン上達のためには 練習に練習を重ねて 小指と云えど 人差し指と同じ強さを発揮するまで鍛え上げなければなりません』

『一方 弓を持った右手は それとは正反対に まるで綿のような柔軟さを必要とします    力を入れずに即座に変化し得る自在な運動があって 初めて弦楽器独特の艶のある美しい響きが 生まれるのです    要するに 弦楽器演奏の秘訣は 左手しっかり右手やんわり と云うことになります』


………Juteline says
私は 楽器は何一つ出来ませんが ヴァイオリニストの右手の弓操作を観察してみますと 弓を右側へ引いてきて 弓の先端が弦に近づくと そのまま右手を瞬間止めてから左へ引き返す…と云う動作はしないで 右手を瞬間素早く極短い距離を 右へ引いてから その反動を利用して 左へ素早く引き返す…と云う右手の動作をしているように 私には 見えます
つまり ただ単に 右へ引いてから そのまま左へ引き返す動作をした場合には スロー・モーションで 動きの速さを細かく拡大して見れば 引き返す瞬間は 徐々にスピードが落ちて来て 一旦 止まってから左へ引き返して 徐々にスピードが上がる…と云う弓の動かし方になる筈です
つまりほんのわずかの短い時間だけ 音が途切れることになると思います

弓の長さを往復させて 長い音を鳴らし続けるためには スピード減速と停止とスピード加速との弓の移動速度の変化を なくすようにしなければならないことになります
弓の先端部分と持ち手の部分との2箇所で 右手動作にコツが要ると考えます


このような動作のやり方のコツは 社交ダンスにも用いられます
例えば 最も顕著に現れるのが チェイスの男子第3歩~第4歩へ移る瞬間の第3歩左足の上で ヒップを右回転してCBMを強く入れて 第4歩右足をCBMPにアクロスしてステップする時のコツが ヴァイオリンの弓の動作と同じコツを用います
つまり 第3歩左足の上で 単に右回転をするやり方をしないで ほんのわずかのヒップ逆回転・左回転を加えてから その反動を利用して右回転をします
そうする事によって ヒップの右サイドが引かれて 第4歩の右足を前にステップしながらウエイトを後退させて 女子を男子の右サイドへ前進させるリードが出来ることになります

モダンでは このようなテクニックは 限られたステップ部分だけに使いますが ルンバなどの女子は 片足を軸にした回転を 使用頻度を多く用いますから このようなテクニックを常に用いるようにしないと メリハリの効いた動きが 出来ないことになるでしょう


ひとことで云えば 社交ダンスの動き方は カウンターを当ててから動く…と云うやり方が多いのです


但し このやり方は 基本動作が身に付いていないといけませんから 中級レベル以上のテクニックと云えます     外見上には現れないぐらいの細かいテクニックです


次に もう一つ『要するに 弦楽器演奏の秘訣は 左手しっかり右手やんわりと云うことになります』
…この点も 社交ダンスの男子の右手については 共通する点です

男子右手は 女子の左肩甲骨の下に当てていますから 右手をしっかり固めてホールドしていては 女子を急激に引っ張ることになり 女子が思い通りに動くことが出来ません


男女は 1個の物体のようにワンピース(Juteline の云うワンピースの意味とは異なります)で動く…と云う言い方をする先生も居ますが 私Jutelineは このような意味では ワンピースと言いません     Jurteline の云うワンピースとは ヒップとショルダーの間でヨジラナイ…と云う意味で ヨジルコトノ出来ない1枚板のようなイメージでワンピースと云っています


男女の動き それ自体は やはり別々の動きと捉える事が大切と考えます


男女が1個の物体のように 動くことだけを唯一のテクニックと考えて 他の一切のテクニックを無視して動いている方々が 公民館ダンサーと思います    CBMもSLもスウィングも何もかも無視した上で 男女が 胴体だけ重なるようにして 一緒に動いて1個の物体のようになろうとするために 前進してから回転する…とか 後退してから回転するとか…の移動性が外見上に見られないで 男女が一体となって グルグルと回っているように見えて ヒップとショルダーの間が グニャグニャと気持ちの悪いヨジレで動いて見えます


男子は 男子の足を軸にします
女子は 女子の足を軸にします


男子は 男子の役割・仕事をします
女子は 女子の役割・仕事をします


男女の回転には 微妙な時間差(タイムラグ)が あります
男女の回転は 男女それぞれの軸足で回転しながら 別々の動きをしながら 一体感を感じられるように動いています


男子は ローヒールで前進が多いです
女子は ハイヒールで後退が多いです


ハイヒールとローヒールでは ひざの曲がりが・ひざの使い方がかなり異なります
男子は ハイヒールを履いたことがないので 男子には分からない難しさが 女子にはあります


男子は フィガーを考えて 踊れます
女子は 中級レベル以上になると フィガーを忘れて 動作原理だけで動きます
    このリードをされたらば 動作原理からは このように動くことしか出来ない…と云う観点から 踊ります    この点が競技ダンスとは 異なる事柄です
競技ダンスは 女子が ルーティンの丸暗記で動く傾向があります
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れんが書房新社 発行
1980年 4月30日 新装第1刷発行
著者 芥川也寸志
タイトル 音楽の遊園地
980円
P11~P22
………から 引用

『ヴァイオリンの胴の上に張られている4本の糸は 羊の腸を精製して作られたガットであり これをこする弓に張り渡してあるのは 馬の尻尾を束ねたものです』
『馬の尻尾の毛は 拡大してみますとノコギリのようになっていて このぎざぎざの引っ掛かり具合が手ごろな所から 用いられてきたのです』
………Juteline says
尻尾の毛のギザギザと云われると 人の髪の毛を拡大すると いたんだ毛はキューティクルがはがれてギザギザに拡大されて見える…と言うのを思い出します
馬の尻尾の毛とはとは 驚きでした?!
だって ヴァイオリンの弓は見たところホワイトカラーに見えます   まさか白馬じゃないからブラックかブラウンですよね

『どうにも不思議でならないのは そうして300年以上も前の人間が これほど素晴らしい楽器を作り得たのに それ以後の人間達が 進んだ科学の知識や技術を持ちながら それ以上の物を作りえないのかと云う点と そうしてあんな独特な格好を昔の人達が 考え出したのかと云う点です』
『形はそっくり これは女性であると云う但し書きに似たf(femaleの頭文字)hole 演奏の秘訣は本物の女性の愛撫にも通じるというのでは 女体説ますます有力と云わなければならないでしょう』
………Juteline says
女体説は 面白おかしくするために わざわざこじつけていますね    専門の音楽家が形の発生に気付かない筈は無いですもの
私は楽器は何も出来ませんが それでもヴァイオリンの形は自然にあの形になると考え付きますよ
4本の糸を弓でこするわけですから ギターのように平面状に糸を張ったのでは 1本だけを鳴らすことが出来ません    ですから 右手の動作原理から4本を山形状に張らざるを得ません
ですからヴァイオリニストの弓の角度を見ると 垂直に近いくらいに弓を縦に当てたり 水平に近いくらいに当てたり 角度変更を常に行っています
左端の弦を引きやすいように 楽器を少し右回転して支えています    ですから左右のへこみ具合は同じである必要は無いことになります    左は浅い凹みで 右が深い凹みになります
ソレなのに 左右均等の凹みの理由は サウスポーが用いる場合を考慮しての事です

以上のように 弓を用いる根拠から生じる必然性によって 胴の中央がくびれているのでしょう
女体とは 何等関連は無いですね
fホウルじゃなくても 良い音は出せるでしょう   多分ト音記号から思いついた形じゃないでしょうか? 
ダンスファン6月号が たしか27日に発売でしたね
6月号は 特別付録が魅力ですから 早めに買いに行きましょう

桧山組によるワルツのDVDが 付録に付きます
元チャンピオン 檜山浩治・公美子 先生 の素敵なワルツが見られます

DVD体験してませんが ヴィデオテープよりも遥かに使い勝手が良いのでしょう
テープでは 巻き戻しが大変ですし スローモーション再生も 長時間は故障するので数分しか見られずに 自動的に通常再生に戻りましたよね
その他色々と 使い勝手が良くて 便利なのでしょう

ダンスファン 6月号 [DVD付録特別定価] 2006 980円


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